モデリングした3Dデータを基に造形してみたい!でも、自分で3Dプリンタを購入して造形するのは大変そう!簡単な3Dプリントサービスを利用したい!と思っていませんか?
3Dプリントサービスは、造形のノウハウが無い初心者から、拘りを持つ熟練者まで幅広く利用されています。
そこでこの記事は、3Dプリントサービスのメリットデメリット、利用方法を整理したので、参考にしてください。
この記事でわかること。
- 3Dプリントサービスのメリットとデメリット
- 3Dプリントサービス利用の流れ
3Dプリントサービスを利用したい方は、是非ともこの記事を読んであなたの「ものづくり」に役立ててください。
3Dプリントサービスとは
ここで解説する3Dプリントサービスとは、3Dプリントを専門とした業者が、依頼主のアップロードした3Dデータを基に造形を代行してくれるサービスのことです。
業者によってサービスの違いがあるので、用途に合わせて使い分けるのがおすすめです。
次に、3Dプリントサービスのメリットとデメリットについて、デメリットから紹介します。
デメリット
- 自分で造形するより、1回あたりの費用が高い
業者に造形から発送までしてもらうので、費用だけを見ると高くなる - 造形物の受け取りに日数が掛かる
発注から発送まで3~20日程度必要となり、納期を短くすると割高になる
メリット
- 業者が造形を代行してくれる
ノウハウのあるプロが造形してくれるので、3Dデータどおりの造形物が作れる - 業者が所有している3Dプリンタで造形できる
3Dプリンタや造形に必要な材料、道具などを揃える必要が無いので、機材が自室のスペースを取らなくて済む - 造形の準備や後片付け、メンテナンスが不要
手間の掛かる作業が不要なので継続できる(特に光造形方式の作業は容易にできない) - 廃材が出ない
造形に失敗した材料や調整用に使った材料の廃棄も不要 - 業務用の3Dプリンタで造形できる
家庭用の3Dプリンタに対して業務用の3Dプリンタは、造形の精度が高く、対応する樹脂の種類も多く、造形の範囲も広いため、用途に合わせた造形ができる - 初心者だけでなく、熟練者にもおすすめできる
業務用の3Dプリンタは高価で場所も取るため、個人で購入するより、業者が所有しているものを利用した方が経済的 - 用意するものは3Dデータのみ
3Dデータをアップロードして簡単な手続きだけで、造形物を発送までしてくれる
造形の頻度が低い用途のときは、3Dプリントサービス一択です。
3Dプリントサービス利用の流れ
3Dプリントサービスの大まかな流れを解説します。
- 造形可能な3Dデータを用意
- 3Dデータのファイル形式を変換
- 3Dデータのアップロード
- 見積り依頼
- 注文・決済
- 届いた造形物の確認と後処理
造形可能な3Dデータを用意
3Dプリントを行う際にチェックされるエラーは下記の通りです。ファイルにエラーがあると造形を開始できないので、3Dモデルの修正が必要となります。
- シェルの数
- バッドエッジ
- 反転三角
3Dデータのファイル形式を変換
ファイル形式を変換する場合、下記の方法があります。
- PartDesignのファイルメニューから、エクスポートでファイル形式を「STL」に変換
- 質感に拘る場合は、Meshワークベンチで変換
次に、ファイル形式を変換した3Dモデルのエラーチェックをします。
3Dデータのアップロード
3Dプリントサービスのサイトを開いて、個人情報を登録後、ログインします。
エラーチェックで問題無かった3Dモデルをアップロードします。
見積り依頼
見積り依頼をすると数時間後に返信メールが届きます。
注文・決済
返信メールに記載された見積りと納期を確認して、問題が無ければ依頼を確定します。
届いた造形物の確認と後処理
造形物が届いたら内容を確認します。